mixed media
(h.58mm × w. × d.)
2025年
モデリングペースト、木材
制作理論でもある「支持体論」を、象徴的に体現させた作品です。
「同期させるものの存在」を考えた哲学が、私の「支持体論」です。支持体とは絵における紙やパネルなど、材料になるようなものの事を示すアート用語です。それと同時に、アートの本質(目に見えないもの)を見る人に同期させるもの(理解させるもの)としても存在すると言えます。人もものも世界の現象も魂も、マクロな視点からは「あらゆるものが支持体として仮の状態で存在している」と同時に、ミクロな視点では「真な状態として完璧に存在している」ということが「支持体論」です。
本作は支持体としての木製パネルの地肌を残すようにして、最小限のモデリングペーストを塗ったり削いだりし、更にやすって地肌を露出させた作品です。
Unpronounced #3
¥66,000Price