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Graviternal series (2023-)​

「Graviternal」シリーズは重力をテーマにしています。重力は時間や空間など、人の認識を歪ませてしまい、また最近の研究では、次元と次元の間を行き来しているとも言われています。私はそうした存在と存在の間にあるもの「間(ま)」について思考しながら制作しています。日本語では距離や空間、時間やコミュニケーションなど様々な意味合いを含む特異な言葉です。作品はパネルに独自のシリカメディウム(ガラスの粉に塗料)を押し当てるようにして擦り付ける方法で描かれています。ライティングによってメディウムの煌めきや影の落ち方が変化し、画面の表情を自在に変えることができます。また押し当てる力の加減によって現れるイメージに変化が生まれるため、パネルとの間の距離感をコントロールするという意味で、制作方法としての「間(ま)」を表してもいます。

Graviternal Horizon #2

(Graviternal #16, yutanitayutani #2)

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2024
h.1000 × w.1800 × d.50 mm
mixed media
シリカ、アクリル塗料、ラッカースプレー、木材

Graviternalシリーズは重力をテーマにした作品です。本作は2枚組のパネルを合わせることで、接合部の辺が初めて水平線としての意味を持った線となって生じます。一方は金地にシリカのメディウムを乗せたGraviternalのパネル。もう一方は磨いたパネルに、白黒の下地の上からメタリックグリーンを施したものです。メタリックグリーンの部分は角度によって反射による煌めきが変わるので、静かな深さを感じる落ち着いた海にも、波間に煌めきを漂わす動きのある海にも、様々に見ることのできる画面になっています。またパネルを分割してそれぞれ自由に組み合わせることで、全く違った見え方で飾ることができます。

Graviternal #10

Graviternal #8

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Graviternal Horizon #1 

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